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俳諧師 前北かおる

虹の島年に何度も合歓の咲く――第二句集『虹の島』好評発売中!

 

「春月」10月号。


Category: 俳句 > 句集鑑賞その他   Tags: ---
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 「春月」10月号をいただきました。ありがとうございます。戸恒東人主宰の「侃々集」から5句、紹介させていただきます。

  細りゆく人の営み青胡桃
  蚊遣香父が点けては母が消し
  虫篝ぽつと炎(ほ)の伸び虫捕ふ
  冷房の風をまともにブックカフェ
  郭公や焼岳に立つうすけむり
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テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学

千葉県俳句作家協会秋季吟行俳句大会。


Category: 俳句 > 吟行・句会   Tags: ---

 今日は、千葉県俳句作家協会秋季吟行俳句大会がありました。いつも通勤で素通りしている浦安を吟行しました。
  秋晴の浦安橋を二人乗り
※今月11回目、今年77回目。
テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学

鬼頭桐葉句集『初明り』。


Category: 俳句 > 句集鑑賞その他   Tags: 鬼頭桐葉  初明り  ふらんす堂  
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 鬼頭桐葉さんの遺句集『初明り』(2019年7月、ふらんす堂刊)を送っていただきました。ありがとうございます。
 岡井省二に師事されていた方のようで、ほかに『春蘭』という句集があるとのことです。お年を召してからの開き直ったような遊びの世界に惹かれました。素朴な調べ、言葉はどこかわらべ唄のようでもあり、心に響きました。

  木守柿ゆきつく先の見えてきし
 「木守柿」が季題で冬。枝に残してある木守柿を見ながら、自分の人生のゆきつく先がだんだん見えてきたことだと感慨にふけっているのです。既にほかの実がとられてしまった後の木守柿は、あわれでもありますし、最後まで命を全うしようとしていると見ることもできます。見ている人もまた、充実した時間を経て、近しい人に別れたのでしょう。そしていま「ゆきつく先」に思いを致しているのです。平明に叙してありますが、「木守柿」という季題から作者の人生が思われて、味わい深い一句です。

  竹林のさわりさわりと朧月
  鳥雲にみんな入つてしまひけり
  艀溜り土手の椿がころころと
  きこえないことはよろしくうらうらと
  枝移るうぐひすのこゑちらしがき
  予定などなくて五月の青い空
  手をあげし合図でとまる作り滝
  一匹の蚊に煌煌と部屋灯す
  鱧のすし買うてうれしき重さかな
  貝割菜ぱつと散らせしお味噌汁
  あつとすべりて松茸と対面す
  燈火親し一つをともし一つ消し
  あき風のすうつとぬけてゆく小窓
  赤とんぼ一匹とべば庭ひろし
  たえず風唄うて山の深ねむり
  黐の木にひよどりのこゑ初御空
  風花でかざつてみたき睫毛あり
  師走とて今更なにをそはそはと
  木守柿ゆきつく先の見えてきし
  束ねたる髪に赤い実雪女
テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学
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プロフィール

前北かおる

Author:前北かおる
 昭和53年4月28日生まれ。慶應義塾大学俳句研究会、「惜春」を経て、「夏潮」創刊に参加する。第1回黒潮賞受賞。「夏潮」運営委員を務める。平成23年5月、第一句集『ラフマニノフ』を上梓。平成27年12月、第二句集『虹の島』を上梓。千葉県八千代市在住。

 
 
 
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