Tag藤永貴之 1/1

藤永貴之句集『椎拾ふ』。

 「夏潮」の藤永貴之さんが、句集『椎拾ふ』(2019年9月、ふらんす堂刊)を上梓されました。おめでとうございます。 「夏潮」会員にとって待望の第一句集です。じっくりと季題と向き合い、時間をかけて表現を練った王道の俳句が折り詰めにされたような一冊です。改めてまとまった作品を読んでみると、切れを大切にし、用言を的確に用いていることに気づかされます。こういった特徴が、格調の高さにつながっています。また、リフ...

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「夏潮」10月号。

 「夏潮」10月号で、「特集 前北かおる第一句集『ラフマニノフ』」を組んでくださいました。ありがとうございます。総評を石神主水さんが、一句評を今野露井さん、山本道子さん、前田ななさん、金子千鶴さん、小沢薮柑子さん、藤永貴之さんが書いてくださいました。主水さんには、「ロマンチシズムこそ、かおる俳句の真髄」とのお言葉をいただきました。今後、ロマン派を標榜していこうと思います。...

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藤永貴之句集『鍵』(第零句集①)。

 今月から、「夏潮」第零句集の刊行が始まりました。第零句集とは、「若手俳人諸君のこれまでの成果『百句』を新書版程度の簡単な冊子に収録する(「夏潮」7月号「夏潮『第零句集』シリーズ、購読のお願い」)」もので、これから毎月続々と刊行されます。 その栄えある第一弾は、藤永貴之さんの『鍵』です。慶大俳句の先輩で、現在は福岡で教員をなさっています。 じっくり季題と向き合い、言葉を磨き上げた句が並んでいるとい...

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