黒潮への旅から帰ってきましたら、『夏潮』1月号が届いておりました。結社賞が発表になっていて、「黒潮賞」をいただきました。たまには俳諧師らしくということで、受賞作です。大きめの字でどうぞ。 讃岐富士漆喰の一宇のありて花の宮源平の舟春潮を濁しけむ昼霞都会に近き鬼ヶ島色々に花漉き込みて山の肌満開の花に廃れしホテルかな汐の干てあらはれ出でし河床かな金比羅大芝居と幟花の町神々の腰掛けのごと笑ふ山大鋏せは...