俳諧師 前北かおる
Category・読響 1/27
読響第632回定期。
ヴァイグレ指揮による、アイスラー「ドイツ交響曲」の日本初演。20世紀ドイツの負の記憶を音楽化した重い曲で、聴き応えがありました。歌詞によるところもあるかも知れませんが、特に声楽陣に凄みを感じました。...
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2023/10/17 (Tue) 21:32
読響第631回定期。
ヴェンツァーゴの客演で、ブルックナーの「ロマンティック」。独特の溜めと解放が個性的で、立派で壮大なブルックナーとは一味違う演奏でした。民謡調のメロディーが魅力的に聴こえて、新たな一面に触れた感じがしました。 前半にはスクロヴァチェフスキの交響曲が演奏されました。読響とのブルックナーを思い出して、懐かしかったです。...
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2023/09/12 (Tue) 21:32
読響第629回定期。
鈴木優人指揮の「英雄」。弦楽器を絞った編成で、一心不乱に進む感じの演奏でした。長い曲なので、もう少し遊びがあればと思いました。 前半は、フランスの作曲家アタイールのチェロ協奏曲〈アル・イシャー〉でした。イスラム教の夜の礼拝がテーマとのことで、中盤のチェロの独奏など祈りの雰囲気に惹かれました。...
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2023/06/13 (Tue) 21:21
読響第628回定期。
上岡敏之の客演で、ニールセンの5番をメインとするプログラム。叙情的なメロディに宿る悲痛さや、執拗な反復によって突き進んでいく感じなど、全体に戦争の影を意識させる曲でした。指揮者もオーケストラも献身的で、迫真の演奏でした。 ヴィルサラーゼがソロを担当した、シューマンのピアノ協奏曲も、即興の妙に溢れていて楽しめました。...
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2023/05/31 (Wed) 21:34
読響第626回定期。
クリエイティヴ・パートナーの鈴木優人指揮で、創立60周年シーズンを締め括るプログラム。前半は自作の〈THE SIXTY〉とタメスティのソロによるヴィトマンのヴィオラ協奏曲。このヴィオラ協奏曲がとても面白い曲でした。芝居がかった所作も含めて、ヴィオラとオーケストラの掛け合いが面白く、飽きずに聴けました。...
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2023/03/09 (Thu) 21:33