Archive2011年04月 1/3

句帳の清書 2010年 その1

 1月6日 夏潮池袋句会初旅の出湯に眺むる入日かな寒菊や捨て菜乾ぶるかたはらに 1月7日 三田吟行会・八千代ポニョの歌口ずさみたる冬帽子天敵のなければ孤独寒鴉息継いで息継いで風冬木の芽 1月11日 慶大俳句新年会・逗子だらしなく絡まるホース水仙花 1月12日 三田吟行会毛布巻きヘリに吊らする凍死かな 1月16日 八千代句会妊れる妻を祝ふや薔薇の卓噴水に虹の冠日脚伸ぶ 1月19日 三田吟行会春近き街へと坂を下りゆく...

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目高。

 句会を抜け出して目高を見ています。...

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本井英主宰近詠鑑賞。『夏潮』2011年4月号

  一村のしづけさに梅探るかな 「梅探る」が季題で冬。少しずつ日が長くなり春が近づいてきたある日、梅の花が咲いていないかと里の村を訪ねたのです。枯れきった田圃があったり、中には家で食べる分だけを作っているような青菜の畑があったりするのでしょうが、農閑期でもあり村は静まりかえっているのでしょう。そんな静けさの中、思いのほかあたたかい日を浴びながら梅の花を探し歩いているというような俳句です。人間の「し...

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本井英主宰近詠鑑賞。『夏潮』2011年3月号

  人は吾を日向ぼこりと見て過ぐや 「日向ぼこり」が季題で冬。公園のベンチに一人で座っているのでしょう。じっと座って何か考え事をしているのです。込み入った考え事のようでなかなか考えがまとまらず、そのうちに考えるのに疲れてぼーっとしてきたのでしょうか。ふと我に帰って自分の姿を見てみると、暢気に日向ぼっこをしているように見えることだろうと思えてきて、おかしくなったという俳句です。「人は吾を」という上五...

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本井英主宰近詠鑑賞。『夏潮』2011年2月号

  夕照のさしわたりゐる時雨かな 「時雨」が季題で冬。作者は、野原か水辺か、かなり広く景色が見晴らせるような場所にいるのでしょう。流れてきた雲からぱらぱらと時雨が降り出してきたのですが、遠くには傾いた日が見えていて、時雨の降る作者がいるあたりにも夕日がさしているというような情景を詠んだ俳句です。「さしわたり」という複合動詞の働きで景がぐっと広がります。簡潔な表現に力強さがあると思いました。  鹿の...

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