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俳諧師 前北かおる

虹の島年に何度も合歓の咲く――第二句集『虹の島』好評発売中!

 

ハッピー・ハロウィン。


Category: 身辺雑記   Tags: ---

 お化け屋敷も今日でおしまいです。

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テーマ : 季節を感じる    ジャンル : ライフ

本井英主宰近詠鑑賞。「夏潮」2013年11月号


Category: 俳句 > 本井英主宰近詠鑑賞   Tags: 本井英  夏潮  
  ずたずたにちぎれる水を滝と呼ぶ
 「滝」が季題で夏。滝鼻からこぼれてずたずたにちぎれながら落ちている、その水のことを滝と呼ぶのだ、という俳句です。竜頭の滝ではなくて、華厳の滝や那智の滝のように滝壺まで真っ逆さまに落ちるタイプの滝を詠っているのでしょう。水がなければただの崖ですから、凄まじい様子で落ちている水こそが滝の実体であるわけです。一見理屈のようですが、「ずたずたに」という迫真の擬態語が臨場感たっぷりです。

  滝風を横一線に浴びるかな
  足湯出し足がまつ赤や秋の風
  高原や秋の朝日をあたたかと
  秋風に背から抱かれて立ちつくす


  遠雷や嬬恋村は山の裏
 山の向こうに嬬恋村があるのか、山の裏側の嬬恋村にいるのか、はっきりしないように思いました。
テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学

島谷征良句集『南箕北斗』。


Category: 俳句 > 句集鑑賞その他   Tags: 島谷征良  南箕北斗  ふらんす堂  
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 夏季俳句指導講座でお世話になっている島谷征良先生から、句集『南箕北斗』(平成25年9月、ふらんす堂刊)をいただきました。ありがとうございました。
 平成14年から平成23年まで10年間の389句が収められています。作者の身辺を詠んだ句がないわけではありませんが、大自然と呼吸を合わせて詠ったような深い句が圧倒的に多く、心打たれました。正に泰然自若の句境と言えるでしょう。

  原爆投下時刻直前水を打つ
 「原爆忌」が季題で夏。作者は広島市ご出身ということなので、この「原爆投下時刻」は、広島に原爆が投下された8月6日午前8時15分を考えるのが良いでしょう。毎年平和記念公園で平和記念式典が執り行われ、原爆投下時刻には鐘、サイレンが鳴らされ黙祷をします。この句に詠まれているのは同じ時刻の街中の情景です。暑さを少しでもやわらげるために店先や玄関先に水を撒いているのですが、間もなくサイレンの音が聞こえてくるとこの人たちも手を止めて黙祷するのでしょう。言うまでもありませんが、数十年前のその時、突然原爆が投下されたのです。どこまでも現在を詠った句でありながら、悲劇の瞬間を突きつけようと迫ってくる衝撃的な一句です。

  鳥威とにかく光るものを吊り
  水底も晴を楽しみ蜷の道
  秋風の遊行柳を去りにけり
  贈られし父の日の傘まだ使はず
  葱畑に火星大きく輝けり
  涅槃図へ広き畳をわたりけり
  山女焼く瓦斯火に山の風が来て
  虫の腹ぎらりと光る網戸かな
  山焼や火が生む風に火が乗つて
  鉄線のぴたりぴたりと花の位置
  かなかなにあまりに近く鳴かれけり
  原爆投下時刻直前水を打つ
  冬の蠅去つて日向ののこりをり
  白菜を立てて供ふる秘仏かな
  茅花野を越えて翁の国に入る
  冬ざれのわが唇にまで及ぶ
  本の山崩しまた積む去年今年
  俤を字に偲ばんず元政忌
  さりげなき花の便りに涙かな
  枯萩といへどもあれば心寄る
※正字を常用の字体にあらためて紹介しました。
テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学

風邪。その2


Category: 身辺雑記   Tags: ---
 風邪が長引いています。今日は、一日静養していました。明日までにすっきり治ると良いのですが。

慶大俳句吟行会。


Category: 俳句 > 吟行・句会   Tags: 慶大俳句  向島百花園  

 今日は、慶大俳句の吟行会がありました。向島百花園へ出掛けました。秋の七草のおしまいを楽しみました。
  しばし目を閉ぢ秋風の百花園

テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学
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プロフィール

前北かおる

Author:前北かおる
 昭和53年4月28日生まれ。慶應義塾大学俳句研究会、「惜春」を経て、「夏潮」創刊に参加する。第1回黒潮賞受賞。「夏潮」運営委員を務める。平成23年5月、第一句集『ラフマニノフ』を上梓。平成27年12月、第二句集『虹の島』を上梓。千葉県八千代市在住。

 
 
 
 
初めての俳句
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『夏潮』Web俳句鑑賞を担当しています。お気軽にご投稿ください。
 
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