Archive2015年05月10日 1/1

本井英主宰近詠鑑賞。「夏潮」2015年5月号

  霜柱きらり暫くしてきらり 「霜柱」が季題で冬。朝日に輝く霜柱に見とれているのでしょう。日のさしのぼる具合、あるいは木漏れ日の具合で、一瞬きらりと光ったのです。その美しさをもうひと目と思っていると、暫くしてまたきらりと輝いたというわけです。瞬間の自然美に二度まで立ち会えた喜びを控え目に詠った句ですが、八音、九音のリズムと頭韻、脚韻とが効果的です。修辞によって、その二回の瞬間を追体験できる仕掛けに...

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