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俳諧師 前北かおる

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本井英句集『開落去来』鑑賞。その20


Category: 俳句 > 本井英句集『開落去来』鑑賞   Tags: 本井英  開落去来  ふらんす堂  
  秋空や展覧会のやうに雲
 「秋空」が季題で秋。天高しと呼ばれるような広く真っ青な青空に、ちぎれ雲がいくつか浮かんでいるのです。それぞれ面白い造形をしたものが、空の色を背景にして際やかに浮かんでいるのでしょう。作者は、その様をまるで「展覧会」のようだと感じ、しばし雲に見とれていたという俳句です。ひとつひとつの雲の形を描いてはいませんが、「展覧会のやうに」と言われてみれば、読者も記憶をたどって色々な形の雲を思い描くことができます。そして、全体として「展覧会のやうに」見える「秋空」を自分なりに完成させることができます。「秋空や」という切れが、壮大な空の「展覧会」にふさわしいスケールを作り出しています。
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テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学
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プロフィール

前北かおる

Author:前北かおる
 昭和53年4月28日生まれ。慶應義塾大学俳句研究会、「惜春」を経て、「夏潮」創刊に参加する。第1回黒潮賞受賞。「夏潮」運営委員を務める。平成23年5月、第一句集『ラフマニノフ』を上梓。平成27年12月、第二句集『虹の島』を上梓。千葉県八千代市在住。

 
 
 
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