Archive2017年02月13日 1/1

本井英句集『開落去来』鑑賞。その20

  秋空や展覧会のやうに雲 「秋空」が季題で秋。天高しと呼ばれるような広く真っ青な青空に、ちぎれ雲がいくつか浮かんでいるのです。それぞれ面白い造形をしたものが、空の色を背景にして際やかに浮かんでいるのでしょう。作者は、その様をまるで「展覧会」のようだと感じ、しばし雲に見とれていたという俳句です。ひとつひとつの雲の形を描いてはいませんが、「展覧会のやうに」と言われてみれば、読者も記憶をたどって色々な...

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