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俳諧師 前北かおる

虹の島年に何度も合歓の咲く――第二句集『虹の島』好評発売中!

 

句帳の清書 2018年6月


Category: 俳句 > 句帳の清書   Tags: ---
 6月6日 夏潮池袋句会
分け入りて花またたびの出湯かな
嫁の来手なくて木天蓼花つけて
川蝦の佃煮といふ引出物

 6月8日 (6月15日 国語演習)
日盛の屋上に何担ぎあぐ
冷房の排気ソーラーパネルかな
水漏れの跡のかはきし日の盛り

 6月10日 八千代句会
行々子うしししししと笑ひ去る
さみだれの薔薇の寄せ植ゑありにけり
列長きドライブスルーさみだるる
羊蹄の花の吊橋封鎖され

 6月24日 八千代句会
蜻蛉の翅の輝き五月晴
増水の中州に遊ぶ胡蝶かな
あぢさゐや木花開耶媛祀る
碑のみどりに朽つる木下闇

 6月25日 閏の会
六月の咲きくたびれし花壇かな
六月の街に紛るる大使館
六月の木々が野性を取り戻し
六月や水いそがしく駆けまはり

 6月29日 「夏潮」課題句
行雲に峙つ巖秋の風
秋風やすることのなき一人旅
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テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学

花粉症2019。


Category: 身辺雑記   Tags: ---
 今日は、花粉症にやられました。一日何もできませんでした。
テーマ : 花粉症対策    ジャンル : ヘルス・ダイエット

西あき子句集『魚眼レンズ』。


Category: 俳句 > 句集鑑賞その他   Tags: 春月  西あき子  魚眼レンズ  雙峰書房  
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 「春月」同人の西あき子さんから句集『魚眼レンズ』(2018年11月、雙峰書房刊)をいただきました。ありがとうございました。
 戸恒主宰と同郷の方だそうで、「春月」創刊後まもなく俳句を始められたそうです。これまでの作品から314句を厳選した第一句集とのことです。季題を正面から捉えた端正な詠い振りに惹かれました。 

  解きかけのクロスワードや梅雨の月
 「梅雨の月」が季題で夏。「義母逝く」という前書が付されています。義理のお母様が亡くなり、遺品の中に解きかけのクロスワードを見つけたのです。こういったものも亡くなる直前の故人をしのぶよすがに思われて、埋めてある言葉を拾い読みでもしたのでしょうか。外には梅雨の月が浮かんでいて、それにつけても故人が懐かしく思い出されるという俳句です。日常の楽しみだったものに着目し、季節ではない「梅雨の月」に思いを重ねたところに、故人との関係性が自ずから想像されました。同居していたのか、そうでないにしても、縁あって親族となってそれなりに日々の往き来があったのでしょう。さりげなく、それでいて情の濃い一句です。

  行く春や葉騒の中の無縁塔
  黒一点落ち来て今し隼に
  出迎への辞儀ゆつくりと生身魂
  数へ日や飴切る音を通り抜け
  風花の舞ふ高館や芭蕉の忌
    義母逝く
  解きかけのクロスワードや梅雨の月
  大夕焼魚眼レンズに収めけり
  花辛夷風ある空の碧さかな
  みちくさといふ楽しみや母子草
  一本の紅茸に尽き野辺の径
  口許を見せぬ歯科医師冷房裡
  竹春の竹のそよぎの生家かな
  春の闇ほぐれ格天井に花
  篠竹の青さを重ね簗の水
  初月や熔岩の透き間の光蘚
  急磴に見えくる宝珠秋高し
  頰白のよく鳴く日なり畑に出づ
  パナマ帽の店主奥より帽子店
  新暦下に重ねて暦果つ
  夕闇に呑まるるごとく蘆火消ゆ

テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学

『俳句界』3月号。


Category: 俳句 > 掲載情報   Tags: 俳句界  文學の森  
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 今年は、『俳句界』の「この本この一句」のコーナーを担当することになりました。3月号は、
  小池たまき『台地』
  佐保田乃布『もう恋し』
から、それぞれ1句ずつ鑑賞しております。
テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学

八千代句会。


Category: 俳句 > 吟行・句会   Tags: 八千代句会  
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 今日は、八千代句会がありました。
  酔ふでなくのぼするでなく濃紅梅
※今月5回目、今年15回目。
テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学
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プロフィール

前北かおる

Author:前北かおる
 昭和53年4月28日生まれ。慶應義塾大学俳句研究会、「惜春」を経て、「夏潮」創刊に参加する。第1回黒潮賞受賞。「夏潮」運営委員を務める。平成23年5月、第一句集『ラフマニノフ』を上梓。平成27年12月、第二句集『虹の島』を上梓。千葉県八千代市在住。

 
 
 
 
初めての俳句
初めての俳句。ご自分の感興、感動を五七五にするために。
 
『夏潮』Web俳句鑑賞を担当しています。お気軽にご投稿ください。
 
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