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俳諧師 前北かおる

虹の島年に何度も合歓の咲く――第二句集『虹の島』好評発売中!

 

矢野景一句集『和顔』。


Category: 俳句 > 句集鑑賞その他   Tags: 海棠  矢野景一  和顔  ウエップ  
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 「海棠」主宰の矢野景一さんから句集『和顔』(2019年5月、ウエップ刊)をいただきました。ありがとうございました。京や奈良、飛鳥、吉野といった古都をはじめとした畿内の景が様々に描かれています。澄んだ言葉で飾らずに描写された情景に懐かしさを感じました。

  とり分けて箸もその香の桜餅
 「桜餅」が季題で春。折詰の桜餅を取り分けて、これから何人かでいただくのでしょう。食べる前から取り箸にうつった香りが鼻を楽しませてくれます。その香りも含めて、華やいだ春のひとときを楽しんでいるという俳句です。読み手としても箸にうつった香りを言われただけで、あの甘い香りの記憶が呼び覚まされるように思います。ゆったりとした調べにも、香りを漂わせるかのような濃やかさを感じました。

  青むまで包丁研ぎぬ初鰹
  噴水の棒が引つ込むやうに止む
  朝露の切子びかりの山の国
  扉の奥の仏の秋気をろがみぬ
  仏となる人を送りてかき氷
  かなしさはままごとめける盆用意
    丹後由良
  波音の町に宿りて年惜しむ
  笹鳴や染井筆とて朱の軸
  とり分けて箸もその香の桜餅
  浄土への一文銭を雛舟に
  ナイターの光の円を機上より
  梅雨の傘たたみて人を悼みけり
  猫の名の決まらぬままに金魚買ふ
    京新山
  白川の終はるところの夏料理
  群がるも逃ぐるも嬉々と稲雀
  一病の加はりし秋惜しみけり
  蟻の列軍靴の音の無きがよし
  西行の妻子の里の螢かな
  手紙来る青水無月の吉野より
  神無月仏は旅をしたまはず
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テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学

「ふらんす堂通信」160号。


Category: 俳句 > 掲載情報   Tags: ---
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 「ふらんす堂通信」160号を送っていただきました。「新刊紹介」、福井隆子さんの『ある狂女の話』のページに拙文を掲載して下さっています。ありがとうございました。
テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学

「春月」6月号。


Category: 俳句 > 句集鑑賞その他   Tags: ---
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 「春月」6月号をいただきました。ありがとうございます。創刊20周年記念特集号ということで、主宰の論文「旅人曾良の一生」をはじめ記念の文章、俳句が掲載されています。グラビアページに、国分寺の大俳人様ご一家の写真を発見しました。戸恒東人主宰の「侃々集」から5句、紹介させていただきます。

  春雨や駅に待つ人送る人
  思ひ川溢れて和泉式部の忌
  沈む日にきらめく田の面遠蛙
  陶工の墓ある山の初音かな
  春月の暈の内なる筑波かな
テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学

『俳句界』6月号。


Category: 俳句 > 掲載情報   Tags: ---

 『俳句界』6月号では、
  丸山登志夫『坂の途中』
  前野美枝子『海上都市』
から1句ずつ鑑賞しました。
テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学

閏の会。


Category: 俳句 > 吟行・句会   Tags: ---
 今日は、閏の会がありました。
  旅に出て祭の土日やりすごす
※今月8回目、今年36回目。
テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学
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プロフィール

前北かおる

Author:前北かおる
 昭和53年4月28日生まれ。慶應義塾大学俳句研究会、「惜春」を経て、「夏潮」創刊に参加する。第1回黒潮賞受賞。「夏潮」運営委員を務める。平成23年5月、第一句集『ラフマニノフ』を上梓。平成27年12月、第二句集『虹の島』を上梓。千葉県八千代市在住。

 
 
 
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