Archive2019年08月13日 1/1

本井英主宰近詠鑑賞。「夏潮」2019年8月号

  蚕豆をただ焼くだけの馳走にて 「蚕豆」が季題で夏。「ただ焼くだけ」と言っていますから、馳走をする側の視点で詠んだ俳句ということになります。自ら育てたのか、地元で採れたものか、いずれにしても「馳走」になるという自負もあるのでしょう。来客をもてなすのに、自慢の蚕豆をシンプルに焼いて味わってもらったという俳句です。蚕豆の太り具合や香り、莢を割った時の瑞々しい色などが目に浮かぶようですし、主客の気の置...

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