句帳の清書 2000年 その3

 5月5日 慶大俳句吟行会 武蔵野
花水木外人墓地の一画に
大将の墓どかとあり夏木蔭

 5月5日 (5月8日 慶大俳句 三田句会)
銅鏡の如く池あり著莪の花

 5月6日
葉桜の土手に上半身裸

 5月8日 (5月15日 夜鷹の会)
もぞもぞと椋鳥ありく夏の草
渡辺の綱の綱坂山法師

 5月9日 (5月15日 夜鷹の会)
バス発車マーガレットが揺れてをり

 5月15日
緑蔭に真つ赤な自動販売機

 6月5日 慶大俳句 三田句会
軽鳧の子のぜんまい仕掛けめきしかな

 6月7日 逗子? (6月19日 夜鷹の会)
夏めくや骨組み立ちし海の家

 6月8日 (6月19日 夜鷹の会)
電柱をよんどころとす十薬花

 6月8日 (6月26日 慶大俳句 三田句会)
未央柳もわつと蕊を伸ばしをり

 6月8日
栗の花によろりと散つてをりにけり

 6月10日 (6月19日 夜鷹の会)
幹見えてをらぬ大夏柳かな

 6月10日
ひと雨にやつと甘藷の苗らしく

 6月11日 早慶合同吟行会 関口芭蕉庵
尻餅のやうに実梅の落つるかな
青蔦の雫手渡しをりにけり

 6月11日 (6月26日 慶大俳句 三田句会)
てつぺんに固まり咲ける薔薇かな

 6月19日 (7月3日 慶大俳句 三田句会)
台所の明かりの落つる十薬花
薫風に乗りて応援団の声
立葵軒並み倒れをりにけり
鈴生りのユッカ斜めに突き出でし

 6月27日 惜春夜句会
アパートの三倍はある夏柳
群がれる蝶の如くや七変化
門閉ざす南京錠や立葵
畳屋を吹き抜けてきし南風かな

 6月29日 (7月17日 慶大俳句 三田句会)
アンテナのやうに玉蜀黍の花
関連記事
スポンサーサイト



4 Comments

まだコメントはありません

go!leafs!go!

ふむふむ

大体見覚えがございますぞい(笑)
渡辺の綱~
の句なぞは今の貴君の詩人として原型が垣間見得ますな。

  • 2010/02/27 (Sat) 16:32
  • REPLY

前北かおる

懐かしい限りです。

 もう一度、大学生に戻りたくなります。
 振り返ってみて、当たり前のことをぬけぬけと詠んだ句の方が力強いような気がしてきました。「アパートの三倍はある夏柳」なども、馬鹿馬鹿しいようでかえって捨てられません。

  • 2010/02/27 (Sat) 18:05
  • REPLY

go!leafs!go!

振り返るに

今の我々は技と機知に走り過ぎなのかもしれません。
俳句年齢からするとまだまだひょっ子なのでしょうから。

  • 2010/02/28 (Sun) 22:21
  • REPLY

前北かおる

鍛錬。

詩心を養うためには、旅に出なければならなくなりますな。難儀なことであります。

  • 2010/03/01 (Mon) 06:24
  • REPLY