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俳諧師 前北かおる

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前北麻里子句集『誕生日』(第零句集⑦)


Category: 俳句 > 夏潮第零句集鑑賞   Tags: 夏潮  前北麻里子  誕生日  第零句集  
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 第零句集、今月は前北麻里子さんの『誕生日』です。吾子俳句がたくさん収録されていて、我が家の記念碑的一冊となっております。

  らふそくも苺も一つ誕生日
 「苺」が季題で夏。我が子が一歳の誕生日を迎えたのです。小さなケーキには、ろうそくも一本、苺も一粒。まだたくさんは食べられないケーキを食卓に据えて、誕生日をお祝いしたという俳句です。一冊の巻頭にふさわしいおめでたい俳句だと思います。

  らふそくも苺も一つ誕生日
  姫女菀たつぷり生けて野点かな
  中華鍋を熱すがごとく油蟬
  我の腕母より長し秋袷
  セザンヌの如くにいびつラ・フランス
  換気扇木枯らしひゆうと吸ひ込まれ
  炬燵にて第二発酵パン作り
  冷えし足ぎゆつと握りて眠りけり
  吾子の歯の雪のかけらに似たるかな
  どら焼きを分け合ふ夫婦梅の花
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テーマ : 俳句    ジャンル : 小説・文学

Comments

おめでたいですが
ちょっと、御めでたさが前面に出すぎていて、巻頭に据えるにはちょっとどうかと思いました。
旦那様のアドバイスなのでしょうか。
 
大俳人様。
 あざといくらいでちょうど良いと思いますが、どうでしょうか。
 

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プロフィール

前北かおる

Author:前北かおる
 昭和53年4月28日生まれ。慶應義塾大学俳句研究会、「惜春」を経て、「夏潮」創刊に参加する。第1回黒潮賞受賞。「夏潮」運営委員を務める。平成23年5月、第一句集『ラフマニノフ』を上梓。平成27年12月、第二句集『虹の島』を上梓。千葉県八千代市在住。

 
 
 
 
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